So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン
前の10件 | -

ヤマハG3Eオーバーホール、vol.4

日本ではピアノのオーバーホール・という言い方が一般的ですが、欧米では・リビルド・というのが一般的です。ピアノの機能・中身を新品状態にするために、チューニングピンを交換しますが、ピン穴の荒れを削り取ります。そうするとピン穴は少し大きくなり元のより太いピンを打ち込みます。文字どうりオーバーホールするわけで、そういう箇所がチューニングピン以外にセンターピンでも同じ事をします。
リビルドは文字どうり再び作り直す訳ですから、言葉としてはリビルドの方が正確ですね。
G3Eオーバーホール明和中H24.3 053.jpg
上の写真は上下ひっくり返っているのですが、G3Eのキャプスタンボタンのクロスを剥ぎ取った状態の写真です。
G3Eオーバーホール明和中H24.3 054.jpg
左が元々付いていたクロス、右が新品のクロスです。左のように凹んでしまうと、ジャックの抜ける感覚が不揃いになります。

G3Eオーバーホール明和中H24.3 055.jpg
新しいクロスを貼った状態です。

G3Eオーバーホール明和中H24.3 057.jpg
ダンパーフェルトを新品に貼り替えている風景です。ダンパーフェルトの接着もニカワを使用しています。ダンパーフェルトは特にニカワがいいです。

G3Eオーバーホール明和中H24.3 068.jpg
鍵盤・アクションも出来上がりオーバーホールも終盤の仕上げ作業に入りました。
写真を撮り忘れた作業も有りますので、少し割愛しましたが、鍵盤・アクションが完成するまでには、部品を変えてから、セッティング作業と細かな整調作業を施工します。整調作業は0.1mm単位の精度、鍵盤上面等は0.04mmのパンチングペーパーの出し入れが必要な作業です。

G3Eオーバーホール明和中H24.3 063.jpg
次高音セクションと最高音セクションの写真です。

G3Eオーバーホール明和中H24.3 062.jpg
中音部セックションの写真です。

G3Eオーバーホール明和中H24.3 064.jpg
低音部セクションの写真です。

最終仕上げの整音作業に入りました。この作業が最も難しい作業です。私自身も他のお客様から「オーバーホールをして貰ったが(他の人に)全然良くならない。」・・・と云って、私に懇願された事が何回か有りますが、整音作業・しいてはハンマーのケアーが全然ダメ・・・というケースが多いですね。
今回の明和中学校G3Eも先生から生徒さんから喜んでもらえる様、後ひと頑張りします。

音楽文化堂ピアノワールド・ホームページは下記まで
http://www016.upp.so-net.ne.jp/f-m-pianoworld/

 


ヤマハG3Eオーバーホール。vol.3

G3Eオーバーホール明和中H24.3 019.jpg
30年以上使用されたハンマーシャンクローラースキンは上記写真のように黒く筋が付いていますが、平らに変形しています。写真では後ろでかすんで写っているレペティションレバーと擦れて徐々にこの様になって行くのですが、ここまで来るとピアニシモでピアノを弾くと・・・ミシミシ・・・とノイズが出だしてピアノを弾く指にも・・・ミシミシ・・・云う感触が伝わってきます。・・・これって結構ピアノを弾いていて気持ち悪いですよね。

G3Eオーバーホール明和中H24.3 058.jpg
ハンマーシャンク・フレンジ共、新品に交換していますのでローラースキンも上記写真のようにまん丸で黒い筋も付いていません。
レペティションレバーのローラーとの接点も、擦れて黒い潤滑用の黒鉛が剥げ落ちていたので、塗り直しています。
こうすることによってレペティションアッセンブリー自体はまだまだ使用に耐えます。欲をいえばスプリングもレンナー製に変えると良いですが、今回は予算が・・・・。

G3Eオーバーホール明和中H24.3 050.jpg
レペティションアッセンブリーを全部取り外して、レバーの裏側のスプリングと擦れるポイントも、擦れてくぼんだレバーの木を削って形を整えてから、上記の写真のように、黒鉛潤滑材を塗付しています。

音楽文化堂ピアノワールド・ホームページは下記まで。
http://www016.upp.so-net.ne.jp/f-m-pianoworld/


ヤマハG3Eオーバーホール。vol.2

G3Eオーバーホール明和中H24.3 014.jpg
ヤマハの鍵盤は木口がセルロイドの為、古くなると変色して写真のように反り返って来ます。上面のアクリル板もひび割れや欠けが有るので全て貼り替えます。P3200107.JPG
上面アクリル・木口セルを剥ぎ取った鍵盤です。

G3Eオーバーホール明和中H24.3 034.jpg
新しい白鍵を貼り終わり、整形加工中の写真です。これは私のオリジナルな加工工具で電動ローターでギリギリまで削り取ります。この後仕上げは製材(単目)ヤスリで仕上げます。

G3Eオーバーホール明和中H24.3 041.jpg
フロントブッシングクロスの貼り変えです。木製の駒で貼る方が仕上がりがいいです。それから駒は十数個で接着材が乾ききる前に取り外して、次へ次へと廻していく方が仕上がりが良くなります。
色々コツは有るものです。

G3Eオーバーホール明和中H24.3 043.jpg
バランスブッシングクロスの貼替えです。これもフロントと同じで木製の十数個の駒で廻して行きます。出っぱったクロスは接着材が乾ききってからフェルトナイフでスパッと切り落とします。

G3Eオーバーホール明和中H24.3 051.jpg
ハンマー&シャンクフレンジの交換ですが、これも私のオリジナルな交換方法です。
オーバーホールでは出来上がっていたピアノのハンマー交換の為、打弦点を元のハンマーに合わせる事が重要になりますので、交互に取り外し(一回目は偶数番を)、打弦点位置でハンマーの位置を合わせます。写真のように垂れ下がったハンマーが打弦点位置になる様バイスでブラケットを持ち上げて固定しています。こうすると接着剤もハンマーウッドの真上に乗るのでタレもなく、接着性が上がりますよ。

G3Eオーバーホール明和中H24.3 052.jpg
半分着け終わったところです。ちなみに接着剤はニカワを使っています。今時ニカワを使っている人は珍しいかも・・・。ハンマーヘッドの銘柄は企業秘密とさせて頂きます。興味の御有りな方はコメント又は会社のメールにご連絡下さい。

G3Eオーバーホール明和中H24.3 056.jpg
取替え終わったところですが、出っぱったシャンクのカットやウッドのテール・サイド加工・・・・走り捻れ・・弦割合わせ3本合わせ・・・オーバーホールはまだまだ続きます。

音楽文化堂ピアノワールド・ホームページは下記まで
http://www016.upp.so-net.ne.jp/f-m-pianoworld/


ピアノ・コンチェルトとの夢の出逢い・和歌山公演

blog-H24.3.jpg和歌山市民会館・大ホールで4/1(日)午後3時より開演します。入場料/全席自由・¥2.000-です。
このコンサートは「ピアノコンチェルトとの夢の出逢い」和歌山実行委員会の主催ですが、ポーランド・シレジア・フィルハーモニー管弦楽団をバックに、ピアノ・ソリストを地元・和歌山の小学校6年生から、中学1年生、音大3年生までの学生さんが勤める・・・というコンサートです。
もう8回になりますが、地元の学生さんがステージの真ん中でピアノ・コンチェルトを奏でるのですが、このコンサートを聴いていると・・こんなにピアノを頑張っている子供たちがいるんだ・・と、こっちが励まされる思いになります。
皆様お誘い合わせのご来場くださいますよう宜しくお願いいたします。

ヤマハG3Eオーバーホールしています。vol.1

G3Eオーバーホール明和中H24.3 007.jpg
和歌山市・明和中学校第二音楽室に設置しているヤマハGp・G3Eのオーバーホールを承りまして、只今施工中です。
新品への買い替えが叶わずフルオーバーホールとなりました。
G3Eオーバーホール明和中H24.3 020.jpg
弦・アクションとも全て取り外し、清掃から仕事が始まります。

G3Eオーバーホール明和中H24.3 026.jpg弦・アクション全て取り外した状態です。

G3Eオーバーホール明和中H24.3 028.jpg弦を張り込んでいる途中です。チューニングピンは元々メッキなしでしたがメッキピンに交換しています。
また改めて作業が進み次第紹介していきます。

当・音楽文化堂ピアノワールド・ホームページは下記をクリックして下さい。
http://www016.upp.so-net.ne.jp/f-m-pianoworld/


吉田旅人&宮下直子・メディアアートホールで4/8です。

宮下&吉田H24.4.jpg当、音楽文化堂ピアノワールドが後援しているコンサートが有りますので、皆様お誘い合わせの上、ご来場頂けますよう宜しくお願いいたします。
出演者は吉田旅人(朗読・バリトン)、宮下直子(ピアノ)、井門亜美(ソプラノ、賛助出演)の3名です。今回、井門さんが加わっていますが吉田先生、宮下先生のデュオコンサートはもう何回目になるでしょうか?20年位前から定期的に開催しています。・・・良いものは変わらない・・・と云いますがその典型的な例だと思います。
プログラムは、フーゴー・ヴォルフ、スペイン歌曲集・宗教歌曲集より”さあ歩め、マリア””ああ、幼な児の瞳は”他全8曲。世俗歌曲集より”ひびけ、ひびけ、わたしのパンデーロ””恋する者をなぶるがよい”他全9曲。・・・となっています。
毎回、吉田&宮下先生のコンサートは、吉田先生の感情のこもった朗読とも相まって、当時のヨーロッパの人情が感じられたり、厳粛な気持ちにさせてくれるひと時です。
また、宮下先生のピアノのコントロールの素晴らしさ、多彩なピアニシモにはいつもシビレさせられます。

このコンサートのチケットは当店で販売しています。一律¥2.000-です。
場所はお城の袂、県庁前バス停の少し南、下記ホームページをご覧下さい。
http://www016.upp.so-net.ne.jp/f-m-pianoworld/


木嶋真優&水本桂「星降る町の音楽会vol.4」

blog-H24.3.jpgチラシにも書かれているように、世界が注目する若手ヴァイオリニスト木嶋真優&水本桂さんのコンサートが紀美野町文化センターで3.31にありますのでぜひとも皆様お誘い合わせの上行って頂けます様お願いします。紀美野町文化センターは間違いなく和歌山県の中では一番音響のいいホールです。あくまで生音演奏においてですが、クラシック音楽にはバッチリです。このホールは設計段階で音響アドバイザーとして、東京芸大教授の和歌山市出身バイオリニストの澤和樹氏が携わっていますので、響にはかなりのこだわりのあるホールです。ザックリ感じとしては、大阪いづみホールのミニュチュアといった感じです。
それから、今回のお2人はプロフィールを調べて頂けましたら、このチラシで書かれている「世界が注目する・・・」というのが、なるほど・・・と、思えるお2人です。
今年のNHK大河ドラマ「平清盛」で次週の予告の後のゆかりの地・・でしたっけ・・のバックで流れているBGMは木嶋真優さんの演奏です。ちなみに私は大河ドラマファンで毎回観ています。
水本桂さんとはもうかれこれ10年位前からのお付き合いになりますが、3~4年前には松山冴花(バイオリン)さんとのデュオで、当・音楽文化堂ピアノワールドが後援させて頂きました。・・もう懐かしい話です。3.31を楽しみにしています。


携帯ケース作りました。

 広美さんからの案内ですbog用-小物商品-1 001.jpg。手作り雑貨はじめました。まだまだ少ししか作れていませんがこれから色々な小物などかわいいショップにしていけたらなと思っています。[リボン][プレゼント]


大森潤子ヴァイオリンリサイタル

brogH24.3.jpg今日3/9大森潤子ヴァイオリンリサイタルが、ありました。前日・一昨日とアウトリーチ・コンサートが有った総仕上げのコンサートというところですか・・・。全編的に素晴らしい演奏を聞かせて頂きました。ドヴュッシー「亜麻色の髪の乙女」、サンサーンス「序曲とロンドかプチオーソ」、サラサーテ「カルメン幻想曲」・・・と後半3曲は圧巻でした。私事でここで失礼したのですがアンコールも演奏されたのでしょうか・・・?後で知り合いに聞いてみます。


大森潤子アウトリーチ・コンサート

brog用-2 001.jpg3/7と3/8、2日にわたり和歌山の小学校でアウトリーチ・コンサートが開かれました。アウトリーチ・コンサートとは学校の教育の一環として開かれるコンサート・・・と言うことでしょうか・・・開催場所も学校の音楽教室です。出演者はヴァイオリン・大森潤子、ピアノ・中島由紀。お2人とも日本を代表するバリバリのクラシック・ミュージシャンです。このコンサートの為に音楽教室のピアノの調律に行ってきました。4校行ったのですが、どこも古いピアノばかりで、苦労しました。その中の2校は特にピアノの状態が悪く。上の写真のようにハンマーが平らになっている状態で、こうなるとベタッとしたひとつの音色しか出てくれなかったり、不規則に音がコモッたり、ノイズっぽい音になったり・・・音色をコントロール出来る代物ではなくなります。ハンマーだけのせいではないですが、ハンマーの要因が大きいので、下の写真のようにハンマーファイリングしました。
ちなみに、ハンマーファイリングとは、100%羊毛で出来ているハンマーの表面を、平たく変形した先端部分を中心に丸くなめらかになるよう、ヤスリで削り取り、形を整えることです。

整調・調律・整音と全て施工し、くたくたになった約5時間でした。(1台のピアノでです。)brog用-2 002.jpg


前の10件 | -

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は180日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。